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×なぜ次世代DVDが普及しないのか

次世代DVDが起爆しない5つの理由 (from ITmedia)

かなり的確な分析だと思ったのでピックアップ。記事中で語られているその5つの理由を要約するとこんな感じ。

1:新し物好きの人たちが食いつかない
DVDの普及時にはPCユーザが新しいバックアップメディアの登場として食いついたが、
次世代DVDにはそういう層が存在しない。よって初期段階での普及速度が遅い。

2:使い道が少ない
DVDには大容量ソフトのバックアップや市販DVDの丸コピーといった様々な用途があったが、
次世代DVDにはそれらの用途が(現状では)ない。高精細動画の保存ぐらいしか使い道がない。

3:よくわからない
ブルーレイとHD DVDの違いがよくわからない。どっちを買えばいいのかわからない。
どっちが勝ってどっちが負けるのかもわからない。マルチドライブが出るの待ち。

4:別に見なくてもいい
悪名高いコピーワンスなどのDRMのせいで、「別に次世代DVDに焼いて残さなくてもいいや」
という空気が生まれつつある。それをネット動画配信サービスがさらに助長している。

5:買い直すほどでもない
日本の世帯の6割はまだSD環境なので、次世代DVDを買ってもその恩恵をあまり得られない。
さらにDVD画質でそれなりに満足しているので、高い金を出してHD環境を整えようと思わない。

これにさらに理由を追加するとすれば、再生・録画ハードの価格が高すぎることか。DVDの時も普及当初は鬼のように高かったが、DVD再生機能を持ったPS2が39800円で売りに出されて一気に広まった。しかし、BD普及機であるPS3は廉価版でも49800円。これでは早期に普及しないのも無理はない。

しかし、コピワンがどうの、需要がどうのと言っても結局2011年には完全に地デジ放送に移行するのは止められないわけで、その頃にはHD環境もほとんどの世帯で整うようになってくるだろう。そうなると、現状のDVD画質、あるいはDVDをアップコンバートした程度の画質では満足できなくなってくるのは間違いないわけで、気長に待てば次世代DVDも今のDVDと同じようにあたりまえのように普及する時代は必ず訪れるはずだ。
ただ、今のDVDが映画やドラマなどのコンテンツを販売するためのメディア、家庭でテレビ放送を録画するためのメディア、PCで重要なデータやソフトウェアをバックアップしておくためのメディアといった様々な用途を持っているのに比べると、次世代DVDはコンテンツ販売メディアとしての用途に特化していくのではないかと思う。その理由は、HDDの低価格化やUSBメモリなどの小型記録媒体の大容量化などにより、バックアップや携帯型データストレージのための手段がそちらへ移りつつあること、またブロードバンド環境の普及によってデジタルデータの配信販売や共有といったことが容易になることで、そもそも記録媒体そのものの価値が相対的に低下していることなどが考えられる。

まぁなんにせよ、まだまだ次世代DVDの普及ははじまったばかりで、今の段階で「なぜ普及しないのか」とか「次世代DVDはポシャる」なんて言ってみたところで時期尚早な感は否めない。2011という明確なターニングポイントがある以上は、少なくともそこを過ぎるまでは成功とも失敗とも言い切ることはできないだろう。
ただ断言できるのは、コピーワンスでのコピーは9回までならOKなどの議論から見てもわかる通り、現状の消費者利益を大きく阻害してまで業界側の利潤を守ろうとする姿勢のまま進んでいくのであれば、デジタル放送、ひいては放送業界やコンテンツ産業全体が、CCCDやガチガチのDRM、著作権保護によって衰退していった音楽業界の二の舞になることは避けられないだろうということ。そして次世代DVDがもし普及しきらずに衰退していってしまうようなことになるとしたら、その原因はコンテンツ産業全体の衰退が引き金になるだろうということだ。

一消費者としては、次世代DVDがどんどん普及して対応ハードもどんどん安くなって、さらに便利で高画質な映像や大容量のゲームなどが気軽に楽しめる時代が早く来て欲しいので、ソニーや東芝にはぜひ頑張ってもらいたい。
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