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×雑記:総選挙

仮免取れたよわーい(挨拶

というわけで総選挙が終わって、結果的には自民党が単独過半数どころか300議席に届きそうな勢いで議席を増やし、自公で全体の3分の2を超える327議席を獲得するという結果になった。
自民が勝つであろうことは事前の政党支持率調査などからある程度予測はできたものの、これほどまでに大勝すると予測できた人はまずいないだろう。まさに小泉劇場の本懐通りといった感じだろうか。
率直に言って、民主が負けた理由はそのわかりづらさにあったと言えるだろう。郵政の土俵ではどう足掻いても勝てないと踏んでそれ以外の年金や子育て支援などに論点を移そうとしたのはよかったものの、子育て、年金、高速道路、外交、財政再建と論点が分散しすぎてしまい、結果無党派層と言われる「政治に大きな関心を持っていない」人たちへのアプローチがブレてしまった。小泉総理が優れていた点はこの「論点を絞ってわかりやすくした」という一点に尽きる。
また、本来保守的な政党であるはずの自民党と、どちらかというとリベラルな政党である民主という構図が、今回の選挙に限って言えば「改革しようとする」自民と「それを阻止しようとする保守的な」民主という構造になってしまったのも(事実ではあるが)民主にとっては痛かった。結果、本来であれば民主の支持層であるはずの若年層や無党派層が、大挙して自民に流れることとなった。

正直なところを言うと、個人的にはこの結果はあまり望ましいとは言えないものだった。比例・小選挙区ともに自民に投票しておいてこう言うのもなんだが、自民にはせいぜい単独過半数を少し超える程度の議席で勝利してほしかったのだ。なぜなら、1つの党があまりに強い勢力を持つようになると議会の柔軟性や多様性が失われかねないし、それこそかつてのような1党独裁の時代に逆戻りしかねない。(追記:事実、衆議院で3分の2以上の議席を自公が占めたことによって、ほぼ全ての法案が参議院で否決されたとしても衆院差し戻しによって可決してしまう。)
さらに言うと、自公で3分の2を超えたとなるとそれはそれで新しい問題を生み出すことになる。つまり、憲法改正問題だ。

ご存知の通り、憲法は衆参両院の3分の2以上の賛成と、国民投票によって過半数の賛成を得なければ変えられない。総選挙前までの勢力図では、自民と民主が手を組まない限りは両院で3分の2以上の賛成を得るということはありえなかったため、簡単に憲法を変えようという動きは起こりにくかった。
だが今回の選挙によって自公で3分の2の議席を獲得し、そして次の参議院選挙でも同じようにして自公が3分の2以上の議席を得るようなことがあれば、あとは国民投票で51%でも賛成を得ることが出来れば憲法を変えることができるようになってしまう。
小泉総理をはじめとした自民党議員たちはもともと憲法を変えるということに対して大きなタブー意識は抱いていないように見える。それは、自民党結党50周年となる今年に憲法改正の草案を発表したいという発言にも現れており、間違っていないだろう。

ここで憲法を変えることに対する是非を論じる気はないが、憲法は全ての規範・法律の根幹を成すものであるため、その改正には慎重に慎重を期すべきだというのは正しいはずだ。そのため、憲法に問題点がありそれを正すべきだという議論が起こった場合にでも、本来であれば党派を超えて議論を行い、最も国民にとって良い形に作り上げていかなければならない。
しかし今回の選挙によって自公で3分の2の議席を獲得したことにより、少なくとも衆議院においてはそのプロセスが事実上なされることはなくなったと言っていいだろう。自民党が「改憲」という言葉を使うのに対し民主党が「創憲」という言葉を無理やり使っていることからもわかるように、この両党が憲法問題に関して党派を超えて議論し合うということは考えにくい。
そこに「民主党の賛成を得なくても衆議院を通過させることが出来る」という今回の選挙結果が合わされば、自民党が取る手段は想像に難くない。

憲法には9条をはじめとして日本国民の生活に深く影響を与えている部分がとても多い。そのため、この問題を論じる時には目先の利害を超えて50年100年先のことまで見据えて考えるべきだ。自民党には、今回の選挙で大勝したからといって、国民が「自民党が行う全てのこと」に“民意”というお墨付きを与えたのだと勘違いしないように、しっかりと国民のことを考えた政治をやって欲しいものだ。

追記:
とくダネで言われて気づいたが、そういえば3分の2の議席があれば参議院の賛成が得られなくても通常の法案を通せてしまうんだった。これで郵政法案が成立するのは確実となったわけだが、ますます参議院の存在意義が薄れていくなぁ。
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