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×ネタバレ感想文:「新世界より」 by貴志祐介

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僕の最も好きな作家の1人である貴志祐介が、久方ぶりに書き下ろした1000ページ以上に渡る大長編。その圧巻の分量もさることながら、中身のとことんまでの濃密さ、にも関わらずあっという間に読み切ってしまえる圧倒的な面白さ、そして綺麗にまとめあげながらもしみじみと考え込んでしまう読後の余韻の深さと、どれをとっても超一級の娯楽小説だった。

物語の簡単な筋を書くと、今我々が暮らしている文明社会が崩壊してから1000年以上が経過した遥か未来の日本が舞台。そこではすでに現在のような科学文明は失われ、わずか3000人ほどの人々が小さな町を作って生活していた。彼らは一見すると普通の人間のようだが、実は全員が“呪力”と呼ばれる超能力を当たり前のように使うことができる、サイキッカーだった。しかし彼らはその力を完全に制御しながら、一見するとユートピアとさえ言えるような恵まれた環境の中で幸福に過ごしていた。
しかしある時、“決して超えてはならない”と言われている八丁締めの外へ出てしまった子供たちが“あるもの”を見つけてしまったことで、隠されていたユートピアの真の姿が徐々に浮かび上がってくる。そしてそれは、想像を絶する事態へと繋がっていくのだった・・・、という感じ。
以下、ネタバレを含むので続きへ格納。
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